結束バンドは本来電線を束ねるものですが…

結束バンドはとても便利な製品です。

本来の使い道は通信線や電線など複数のケーブルをまとめるためのものです。100円ショップでも売っていますのでご存知の方も多いでしょう。別名では「結束タイ」「ケーブルタイ」「ナイロンタイ」などと呼ばれることもあります。材質は樹脂または金属製ですので耐久性が高いのが特徴です。こうした特性がありますので電設工事や通信工事、自動車や鉄道車両、産業装置などいろいろなところで使われています。

もちろん一般家庭でも使われています。例えば、園芸などで利用している人は多いのではないでしょうか。結束バンドにはいろいろな種類があるのですが、一般の人がわかる区別と言いますと「再利用の有無」かと思われます。一度固定しますとあとはハサミなどで切断するしか使い道がない種類と、固定をしても爪をはずすことで再び結束バンドとして使える種類です。もちろんメーカーによって材質も特性も違うものがあり、それぞれ特質を生かして製造しています。

一時期結束バンドの名称でバトルが勃発したことがあるのですが、それは「インシュロック」と「タイラップ」の戦いでした。どちらも本来の名称はこちらだとバトルしていたわけですが、実はどちらもメーカーのブランド名でした。ですから、お互いが言い張っても当然だったのですが、現在では結束バンドが落ち着いています。

電線を束ねるのが本来の目的ですが、実はそれ以外にも利用している場面があります。よく考えてみますと、束ねるのは電線と限らなくて当然です。例えば、女性が長い髪の毛を束ねるのに使っていましたし、男性がスニーカーの靴紐代わりにもしていました。人間は考える葦と言われる由縁がわかるような気がします

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *